雑コラBotを作ろう②: Azure FunctionsのQueue Storage バインドでSlack のメッセージをQueue Storageに格納する

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Michaelです。

「雑コラBOT」の作成の過程からAzure Functionsの設定方法を紹介する「雑コラBotを作ろう」の2回目です。

前回は、Azure FunctionsでSlackのオウム返しBOTを作成しました。今回は、Azure Functions同士を連携するために、受けたメッセージからURLを抽出してQueue Storageに格納する仕組みを追加します。

構成

Azure Functionsで受けたSlackのメッセージにURLが含まれる場合に、URLを抽出してメッセージとともにQueue Storageに格納します。

 

バインド設定

前回作成した関数に出力バインドを追加します。
関数の「統合」メニューで「+新しい出力」をクリックし、「Azure Queue Storage」のバインドを選択します。
「Azure Queue Storage output」の設定でキューを格納するStorage Accountとキュー名を設定し、保存をクリックします。

パッケージのインストール

メッセージを連携する画像処理用Functionでは、画像をBlob Storageに保存します。保存パスには、ランダムな文字列としてuuidを設定するため、「uuid」のパッケージをインストールします。
関数の「プラットフォーム機能」メニューで「高度なツール(Kudu)」をクリックします。

Kuduの画面で「Debug Console」→「CMD」を選択してコンソールを開き、パッケージをインストールする関数のディレクトリまで移動してnpmの初期化を実行します。

npmの初期化を行ったら「uuid」のパッケージをインストールします。

スクリプト

スクリプトは以下のように作成しました。

スクリプトの説明

  1. モジュールの読み込み
    必要なモジュールを読み込みます。
  2. 特定文字のアンエスケープ関数
    クエリのアンパサンド等decodeURIComponentでエスケープされてしまう文字をアンエスケープします。
  3. メッセージ内のURLを抽出
    正規表現を使って、メッセージ内のすべてのURLを配列として抽出します。
    メッセージはURLエンコードされているため、デコードとアンエスケープをしてからURLを抽出します。
  4. メッセージ内のURL有無のチェック
    メッセージ内にURLがない場合は処理を中断します。
  5. メッセージとURLをJSONで配列に格納
    メッセージをQueue Storageバインドに渡すために、URLごとにメッセージとURLをJSON化して配列に格納します。
    Queue Storageバインドに配列を渡すと、要素ごとにキューを追加できるため、複数URLが投稿された場合でも対応できます。
  6. Blob出力パスの設定
    URLを解析して画像を保存するBlob Storageのパスを設定します。保存パスは「{uuid}/{ファイル名}」の形になるようにしています。
  7. メッセージをQueue Storageに出力
    メッセージ内容、URLのJSONをQueue Storageに追加します。

実行結果

Slackの設定したチャンネルにまずはURLでないテキストを投稿します。
前回同様に「テスト」のテキストを投稿しても、BOTからのレスポンスはありません。

続いてURLを投稿すると、BOTから開始のメッセージが返されました。

Azure Storageを確認すると、Slackにメッセージを投稿した同時刻に、指定したキューにメッセージが格納されていることがわかりました。

まとめ

Queue StorageはAzure Functionsの関数間連携の方法として一般的なものとなります
出力バインドにより容易にメッセージを追加でき、それトリガーに他の関数を発火できるため、関数間連携としてきわめて容易に構成することができます。

次回は、Slackに投稿した画像のURLをもとに画像のダウンロードとBlob Storageへの保存を行う関数を作成し、今回作成したキューメッセージで連携させてみます。

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