今回はAzure Media Servicesの立ち上げからサンプル動画の配信までを操作していきます。
1.Azure Media Servicesとは
クラウド環境を利用してブロードキャスト品質のビデオストリーミング配信を行うことができるサービスです。
モバイルデバイス向け大規模配信を念頭に置いた設計となっており、
多種のデバイスサポート、動画のエンコードが可能となっております。
2.サービスの立ち上げ
まずはAzureダッシュボードの左ペインから「作成」「メディア+CDN」「Media Services」の順に選択します。
サービスの初期設定を行います。
アカウント名を入力し、サブスクリプション・リソースグループ・場所・ストレージアカウントを選択したら「作成」を
クリックします。
サービスの立ち上げは以上です。
3.動画のアップロード
サービスが立ち上がったら、メニューから「アセット」をクリックします。
アセットの画面ではアップロード・エンコードされた動画を管理することができます。
「アップロード」をクリックします。
「ファイルのアップロード」で配信したい動画をローカルから参照しアップロードします。
アセットの画面でアップロードが終わった動画をクリックすると動画の詳細設定画面が表示されます。
この画面から字幕のアップロードやエンコードをすることが可能です。
今回はそのまま「公開」をクリックします。
この画面ではロケーター(ファイルにアクセスするためのエントリポイント)と配信時間の設定ができます。
今回はエンコードをしていない為、ファイルのプログレッシブダウンロードのみとなります。
公開設定が完了したら、配信ができるようになります。
また、「再生」をクリックすると管理画面上で動画の参照確認ができます。
今回の操作は以上となります。
クラウド環境の豊富なストレージ容量とエントリポイントを利用して簡単に動画配信ができました。
次回は動画のエンコードについて紹介いたします。
お楽しみに!
※今回使用させて頂いたサンプル動画は下記となります。
動画サイトはこちら
Discovery part Ⅱ – Jonathan Mitchell
ライセンス:CC BY 3.0