はじめに
Azure、AWSをはじめ、多くのパブリッククラウドでは様々なマネージドサービスが用意されており大変便利ですよね。
でも、簡単に始めてみたら月末に想像以上の請求がきちゃった。。。
なんてことはよくあるんじゃないでしょうか?
今回はAzure Machine Learning を利用する上で気をつけたいサブリソース料金についてお話します。
Azure Machine Learning とは?
Azure Machine Learning とはMicrosoft Azure で提供されている、機械学習が簡単に始められるサービスです。
ポータル上からワークスペースを立ち上げれば、機械学習環境を構築するためのあれこれを自動で実施してくれます。
利用料金について
Azure Machine Learning ワークスペース自体には課金は発生いたしません。
ワークスペース内に作成したコンピューティング、サブリソース料金に対して料金が発生します。
コンピューティング料金
ワークスペース内のリソースの中で課金ウェイトの多くを占めるのがコンピューティングです。
■コンピューティング(STANDARD_DS3_V2)
時間:約 46.511 円
月額:46.511 [円/時間] x 24 [時間/日] x 31 [日] = 34,604.184 円
コンピューティング料金
サブリソース料金
ワークスペース内でコンピューティングを立ち上げると以下のサブリソース料金が発生します。
コンピューティングを停止することでコンピューティング料金をとめることができますが、サブリソース料金は発生しつづけます。
■スタンダード ロード バランサー
時間:約 2.8 円
月額:2.8 [円/時間] x 24 [時間/日] x 31 [日] = 2,083.2 円
ロードバランサー料金
■スタンダード (静的) パブリック IP アドレス
時間:約 0.56 円
月額:0.56 [円/時間] x 24 [時間/日] x 31 [日] = 416.64 円
IPアドレス料金
■マネージド ディスク
時間:約 3.4127 円
月額:3.4127 [円/時間] x 24 [時間/日] x 31 [日] = 2,539.0488 円
マネージド ディスク料金
■サブリソースの合計料金
月額:5,038.8888 円
サブリソース料金を停止するには
コンピューティングを削除することで、サブリソースの課金を停止することができます。今後利用する予定のないコンピューティングは停止するよりも削除することを推奨いたします。
おわりに
“Azure Machine Learning 料金”と調べると、基本的にコンピューティングの料金がでてきますが、実際はサブリソースに関しても課金が発生します。
Azure Machine Learning を利用する上で、気をつけていきたいですね。