今回はAzure Data Factoryについて、ご紹介します。
昨今、企業では、利用可能な様々なデータを多種多様に活用しようとしています。
そういった流れの中、データ処理の状況も、かつてないほど多様になってきています。
地理的位置や、オンプレミスとクラウド、幅広いデータ型とデータ ソース (SQL、NoSQL、Hadoopなど) にわたってデータが処理され、処理する必要のあるデータ量は飛躍的に増加しています。
こういったデータと処理作業のすべてを管理、調整できる情報生成システムのために開発者はカスタム ロジックを書く必要がありました。
Azure Data Factoryはそんな情報生成のためのパイプラインを構築できるサービスです!
Azure Data Factoryとは
Azure Data Factoryとはフルマネージド型の情報生成パイプラインを構築、管理するサービスです。
データの保存やデータの処理、データの移動の各サービスを効率的かつスケーラブルで信頼性の高いデータ生成パイプラインとして構成し、利用できます。
Azure Data Factoryでなにができるか、というと・・・
・オンプレミス、クラウドおよびインターネットのデータストアから取得したデータを結合、集計、および変換するデータ主導のワークフロー (パイプライン) の構築。
・さまざまなデータソースの、半構造化、非構造化、および構造化されたデータを信頼できる情報に変換。
・ビジネスインテリジェンス (BI)、分析ツール、およびその他のアプリケーションを使用して簡単に使用できるデータの生成。
・単純なJSONスクリプトを通じて、複雑なデータ処理の設定。
・Azureプレビューポータルが提供するUIから、これらのパイプラインの監視と管理の実施。
DataFactoryの料金
Azure Data Factoryの料金は、DataFactoryを使う環境(クラウドまたはオンプレミス)と実行頻度(高いか低いか)の2つの要素で決まります。
頻度の低いアクティビティとは、1日 1 回以下の実行、頻度の高いアクティビティとは 1 日 2 回以上実行されるアクティビティです。
わかりやすいですね。
ただ残念なことにこの記事を書いている2015年7月でDataFactoryはPreview版となります。
提供リージョンも米国西部、北ヨーロッパのみとなります。
いかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに!!