Azure Content Delivery NetworkでWeb apps を活用する

■概要

Azure Content Delivery Network(Azure CDN)は、世界中に点在するエッジサーバ(キャッシュサーバ)によりコンテンツに
アクセスした地域から一番近いエッジサーバから低レイテンシーで静的・動的コンテンツを配信することができるサービス
です。
また、DDoS対策の機能もあり、サイトのセキュリティ向上を図ることができます。

価格レベルが3種類あり、「Standard Akamai」、「Standard Verizon」、「Premium Verizon」の中から選択するように
なっています。
それぞれの内容・料金を下記に記載いたします。

■価格レベルの違い ※2016/11/15時点

■Web appsの利用

それでは実際にWeb appsをエンドポイントとして利用できるようにしてみましょう!

Web apps は、「【Azure】App Service 5分でできるWeb Apps~デプロイ編~」で作成したもので試します。

サービスからCDNを選択、情報を記載します。

デプロイが終わりましたら、Azure CDN にWeb apps の情報を記載します。
Web appsを指定するため今回は、「配信元の種類」のプルダウンからWebアプリを選択します。
記載が終わりましたら「配信元のホスト名」をクリックします。

画面が表示できたら成功です!

■料金 ※2016/11/15時点

■おまけ

・Geoフィルタ
Geoフィルタは、国単位でアクセスを許可・拒否を指定することができる機能です。
Azure CDNは上記の通りDDoS保護に対応しておりますが、そもそもアクセスから遮断することにより、
安全に配信することができます。

・キャッシュの種類
キャッシュは、「クエリ文字列を無視」、「クエリ文字列に対するキャッシュをバイパス」、「一意のURLをすべてキャッシュ」の3項目から選択することができます。

・リアルタイム分析
リアルタイム分析は、Premiumのみ対応となっており、概要項目の「管理」をクリックすると分析結果の画面となります。

また、リアルタイム分析は以下の項目をそれぞれ取得することができます。

■HTTP/HTTPS取得可能項目
「帯域」、「転送量」

■HTTPのみ取得可能項目
「ステータスコード」、「キャッシュステータス」、「キャッシュヒット率」、「CNAME」

■その他取得可能項目
「IPv4/IPv6」

いかがでしたでしょうか?
本記事は以上となります。

ありがとうございました。

この記事を書いた人

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