Microsoft Ignite 2017にてマイクロソフトから機械学習の次世代ツールやAI関連の開発ツールについてたくさんのアップデートが発表されました。
今回はその中からCognitive Servicesのアップデートにスポットをあてて紹介します。
Text Analytics APIの一般提供開始
Text Analytics APIは、「Cognitive Services」にのなかのAPIのひとつ、言語識別を行うためのAPIです。
自然言語処理を行い、一般的な文章などの非構造化データのテキストから、構造化データとして抽出ができるものです。
キーとなる重要なフレーズ、単語の抽出やセンチメント分析 (テキストマイニングなどを活用して、SNSの書き込みから、商品に関する消費者の感情を分析する手法)と呼ばれる評価の分析、トピックの検出などが可能です。
【参考URL】
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/text-analytics/
検証も行っているのでぜひご確認下さい。
Cognitive Services: Text Analytics APIで印刷物の写真から正確な言語判定をしてみた
Bing Custom Search APIの一般提供開始
Bing Custom Search はBing Web Searchの検索結果を特定のサイトに限定するといったカスタマイズができるAPIです。
関係するサイトの特定や、Bingランカーの適用、関連する検索結果の取得といった3段階で機能します。
※Bing Web Search
Web ページや画像、ビデオ、ニュースをAPIで呼び出しできるサービスで検索結果と回答のランク付けなどが可能です。
【参考URL】
・Bing Custom Search
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/bing-custom-search/
・Bing Web Search
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/bing-web-search-api/
API 提供リージョンの追加
既に一般提供開始済みのFace API、Computer Vision API、Content Moderator の3つの API について、ロケーション が拡充されました。(2017年12月現在)
■提供リージョン一覧
米国西部
米国西部2
米国中西部
米国中南部
米国東部
米国東部2
西ヨーロッパ
北ヨーロッパ
東アジア
東南アジア
ブラジル南部
オーストラリア東部
ぞくぞくと提供拡大しているCognitive Servicesに今後も期待ですね!
次回もお楽しみに!!