Azure IoT Hubを触ってみた① 作成編

今回から複数回に分けて、Azure IoT Suiteの1つ「IoT Hub」についてご紹介します。
第一回はIoT Hubの作成方法と管理画面についてご紹介します。

IoT Hubとは

IoT Hubは、その名の通りIoTデバイスとクラウドを繋ぐ為のサービスです。
以前、似たようなサービスとして「Event Hubs」をご紹介しましたが、Event Hubsとの大きな違いは下記の通りです。

・デバイスとクラウドでの双方向通信が可能。
・デバイス毎にIDを登録して認証する為、よりセキュアに利用できる。

なお、2016年2月現在で利用可能なリージョンは、ヨーロッパ西部・北部、米国西部・東部、東アジア、東南アジアとなっております。

IoT Hubsの作成

Azureポータル左のメニューからIoT Hubを選択します。

左上の「追加」をクリックします。

この画面でIoT Hubの設定を行います。

「価格とスケールティア」の項目では現在3つの価格帯から選択できます。
それぞれ1日単位でやり取りすることができるメッセージ数が決まっている為、要件に合わせて選択する必要があります。

ユニット数・パーティション数の他、リソースグループやサブスクリプション、リージョンを指定したら「作成」をクリックします。

作成が完了したらIoT Hubの管理画面を操作できます。

管理画面でできること

IoT Hubの管理画面では基本情報や使用状況の確認の他、設定確認・変更ができます。
※現在メトリクスの監視は提供されていないようです。

設定ページでは監査ログの確認の他、価格帯変更やメッセージ送受信設定が可能です。
メッセージ送受信設定ページではTTLやパーティション数の設定の他、Event HubからIoT Hubに繋ぐための互換設定も確認できます。

また、共有アクセスポリシーのページではIoT Hubを扱う為のポリシー管理ができます。
デフォルトではそれぞれ役割の異なる5つのポリシーが準備されています。

次回はこの共有アクセスポリシーを用いてIoT Hubへのデバイス登録・通信を行います。

お楽しみに!

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