VSCodeでAzure OpenAI ServiceのChatGPT拡張機能を使ってコードレビューやバグ発見をしよう

VSCodeでの開発速度が爆上がりすると評判のChatGPT拡張機能 ChatGPT – Genie AI がAzure OpenAI Serviceに対応しました。VSCode上でChatGPTを使いたいけど、OpenAIだと…という人も安心して使えます。

設定方法

  1. VSCodeにGenie AI拡張機能をインストールします。
  2. インストールした ChatGPT – Genie AI の設定画面を開きます。
  3. 拡張機能の設定画面でAzure OpenAI Serviceの設定情報に書き換えて設定します。
    例には https://your-endpoint-base.openai.azure.com/openai/deployments/your-azure-model-name/completions?api-version=2022-12-01 となっているところを以下のように変更します。

    https://your-endpoint-base.openai.azure.com/openai/deployments/your-azure-model-name/chat/completions?api-version=2023-03-15-preview
    ※例の通りでは動作せず、/chat を追加することで動作するようになりました。

  4. 必要に応じて「Genieai › Openai: Model」のバージョンを変更します。
    Azure OpenAI Service側でDeployしているモデルのみ利用できるようです。基本的には gpt-4 の選択で問題ないですが、大きいデータを使いたい場合は gpt-4-32k を選択します。
  5. 既存のOpenAI API Keyを削除します。
    ※初めて使う場合はこのステップは不要です。
    ツールバーの表示>コマンドパレット または Ctrl+Shift+P でコマンドパレットを起動して、「Genie: Clear API Key」を実行します。
  6. Azure OpenAI ServiceのAPI Keyの登録
    VSCodeの左側に追加されたGenie AI(アラジンの魔法のランプ)アイコンをクリックします。
    立ち上がったウィンドウの「Ask a question」にhelloと入力します。
    ツールバー部分にポップアップが表示されるので、コンソールで取得した API Keyを入力します。

以上で、Genie AIで使っていた機能をAzure OpenAI Serviceを使って変わらずに使うことが出来るようになりました。

ChatGPT – Genie AIの特徴

ChatGPT – Genie AIは、VSCode上で動作する拡張機能で、開発者のコード作成をサポートします。以下にその主な特徴を挙げます。

  • テストコードを作る
  • バグを発見する
  • 最適化(リファクタリング)する
  • コードの説明する
  • コメントを挿入する
  • コードを完成させる
  • ad-hoc prompt

特徴的なのは、「ad-hoc prompt」となります。

コードを選択して右クリックして ad-hoc prompt を選ぶと、該当部分についてチャットインターフェースで質問することが出来ます。

まとめ

Azure OpenAI Serviceに対応したVSCode拡張機能「ChatGPT – Genie AI」では、開発者向けのこの拡張機能がAzureの強力なインフラストラクチャを活用し、安定したパフォーマンス、継続的なアップデート、優れたセキュリティを提供することが強調されています。ChatGPT – Genie AIは、コード補完、コード変換、エラー修正などの機能を持ち、開発者のコーディング作業を効率化し、生産性向上に寄与する拡張機能です。記事を読んだ開発者は、この拡張機能をVSCodeで使用することで、AI技術の恩恵を受けることができます。

この記事を書いた人

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