今回はAzureのバックアップサービス「Azure Backup」についてご紹介したいと思います。
Azure Backupとは
Azure Backupは、オンプレミスのサーバや、Azure上の仮想マシンに対応したクラウドベースの自動バックアップサービスです。
バックアップ対象のサーバにはAzureから提供されているエージェントを利用することでバックアップスケジュールの設定を簡易的に実施することができます。
従来のディスクドライブやテープドライブの代わりにWindows Azure環境にバックアップすることができ、DR対策に最適なサービスとなっております。
また、System Center 2012 R2 Data Protection Managerにも対応しています。
バックアップ可能な対象サーバ
対象OS/SWは、以下となります。
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012 R2 Essentials
Windows Server 2012
Windows Server 2012 Essentials
System Center 2012 Data Protection Manager
Windows Server 2008 R2 Service Pack 1
Windows Server 2008 R2 Essentials Service Pack 1
System Center 2012 R2 Data Protection Manager
機能
・Azure上のストレージ上にオフサイトデータバックアップ
・バックアップデータの自動的な暗号化
・差分バックアップ
・Windows Server Backup等の標準ツールと統合
・帯域制御
・現時点で最大 120 件の回復ポイントを保存
料金
Azure Backupはデータ保存容量に応じた従量課金となります。
1 GB あたり ¥20.40/月
注意事項等
Azure Backupは、ベアメタル回復、システム状態のバックアップを行うことができません。
あくまで「データ」のバックアップになります。
いかがでしたでしょうか。
今回は触りの触りの部分をご紹介致しました。
今までSWのコストやバックアップの運用管理コスト等が増加している場合に活用できるサービスではないかと思います。
次回もお楽しみに!!