今回はAzure Storageの「キューストレージ」について、概要をご案内していきます。
※Azure Storageの概要はこちらをご参照ください。
キューストレージは、メッセージキューをサポートしており、次の特徴があります。
・64KB以下のテキストメッセージを送受信
・格納されたメッセージの生存期間は7日間
・キューの最大サイズは200TB
・作成可能なキューの数に制限なし
・トランザクションサポートなし
Azureで提供されるキューサービスは、この「キューストレージ」と「Service Bus」があります。(ここではService Busについては記載致しません。)
以下のような場合は「キューストレージ」の利用を検討してほうが良いです。
キューストレージの利用を検討したほうが良いケース
・アプリケーションでキューに格納する必要があるメッセージの量が 80 GB を超えており、メッセージの有効期間が 7 日未満の場合。
・アプリケーションでキュー内のメッセージ処理の進行状況を追跡する必要がある場合。
・キューに対して実行されたすべてのトランザクションのサーバー側のログが必要な場合。
キューストレージで提供される基本的なキューサービス
順序の保証 | 保証されない |
---|---|
配信保証 | At-Least-Once |
トランザクションのサポート | サポートされない |
受信動作 |
非ブロッキング (新しいメッセージがない場合はすぐに完了します) |
プッシュ型 API | いいえ |
受信モード | Peek & Lease |
排他アクセス モード | リース ベース |
リース/ロックの期間 | 30 秒 (既定)/7 日間 (最大) |
リース/ロックの粒度 | メッセージ レベル |
一括受信 |
はい (メッセージを取得するときにメッセージ数 (最大 32) を明示的に指定します) |
一括送信 | いいえ |
キューストレージの料金
料金はこちらを参照願います。
いかがでしたでしょうか?
次回はAzure Storageのその他のサービスについてご案内致します。
次回もお楽しみに!!