Microsoft Intuneの概要

ワークスタイルの変革や、BYODなどで管理しなければいけないデバイスが爆発的増え、頭を悩ませているIT管理者も多いのではないでしょうか?

今回は、クラウドベースのPC管理サービスMicrosoft Intuneについてご紹介致します。

Microsoft Intuneとは?

Microsoftが提供するクラウドベースの統合管理サービスです。

インターネットに繋がったデバイスを管理し、以下を実現することができます。
・デバイス管理
・モバイルデバイス管理(リモート ワイプ)
・ハードウェア・ソフトウェア資産管理(PC構成/ライセンス管理)
・ソフトウェア展開
・セキュリティ対策(更新プログラム管理/マルウェア対策)
・端末運用支援(リモートアシスタンス/稼働監視)
・アプリケーション配布

IT管理者の以下のような悩みを解決できるサービスになります。
1. 社内に管理できてない PC、デバイスがある
2. 支店や拠点に管理専任者をおけない
3. セキュリティ対策だけで精一杯、運用の効率化やコスト削減などに手が回らない 等

Microsoft Intuneが提供する機能は?

セキュリティ管理 更新プログラム管理 ◯Windows 標準の Microsoft Updateと連携した更新 (WSUS のクラウド版)
◯PC、Windows タブレットがどこにあってもインターネットに接続すれば自動的に更新
◯重大な更新の未適用を知らせるアラート
◯更新状況のレポートで結果を確認
マルウェア対策 ◯企業向けのマルウェア対策ソフトである Endpoint Protectionを提供
◯定期的な定義ファイルの更新とスキャン、強制的なスキャンの実行により、PCや Windows タブレットをマルウェアから保護
◯感染を検知したときには、リモート操作で PC のマルウェアを自動的に駆除して無効化、さらに利用者と管理者に通知
構成管理・資産管理 ハードウェアとソフトウェアの情報を収集 ◯PC やモバイル デバイスの製造元、モデル名、CPU、メモリ、ハード ディスクの容量などの情報を自動収集
◯PC にインストールされているアプリ
サポートや資産管理、ライセンス管理に利用 ◯収集した情報を CSV ファイルにエクスポートする機能を備えており、資産管理台帳の作成や、資産管理ソリューションとの連携が容易
モバイル デバイス管理 マルチデバイス対応 ◯Windows RTをはじめ、iPad、iPhone などの iOS デバイスに対応し、アプリの配布、リモートワイプ、構成情報の収集、ポリシーによる一括設定などの管理操作が可能
◯Exchange ActiveSync の利用により、Android デバイスのメール同期やリモートワイプなどにも対応
◯ iOS や Android に対して業務アプリをストアを介さずに配布可能
デバイス紛失による情報漏えい防止 ◯リモートワイプにより、Windows Phone 8 や iOS のデバイスを遠隔操作で工場出荷時の状態にリセット可能
柔軟なソフトウェア配布   ◯クラウドからプッシュ式とプル式でソフトウェアを配信
◯各種のアプリ形式をサポートし、Windows PC、Windows Phone、iOS などの多様なデバイスに配布可能

構成としては以下になります。

Microsoft Intuneの料金

1ユーザーあたり月額 650円~
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/products/microsoft-intune/buy.aspx#

活用例

・ Active Directory と連携を行うことで、社内外のユーザーを一元管理することができます。
常駐SEや、協力会社の端末管理、アカウント管理を行い、社員以外のセキュリティを担保しつつ、業務がやりやすい環境を提供できます。

・ リモート操作を行い、遠隔サポートによる業務支援を提供する機能もあったりします。
遠方の作業者に対して、本社のSEが実際に端末を操作することによるコーチングもできたりします。

・ BYODで個人のデバイスを持ち込んで利用している場合も、セレクティブワイプ(選択消去)により、
同一デバイス上の個人環境と企業環境を区別し、企業情報のみを消去するようなこともできます。

いかがでしたでしょうか?

SaaS型なので今後のアップデートも楽しみですね。
次回もお楽しみに!!

この記事を書いた人

azure-recipe-user