今回は、Azure Virtual Machinesで新しくリリースされたサイズ「A_v2」シリーズを紹介します。
1. A_v2シリーズとは
「A_v2」シリーズは、Virtual Machinesのカテゴリの中では「汎用的なコンピューティング性能」に分類されるAシリーズの発展形にあたります。
ほとんどのリージョンで利用が可能であり、東日本・西日本リージョンも対象です。
旧来のAシリーズの性能は下記となっておりますが
A_v2シリーズでは下記のような性能となっております。
見比べてみると、同等サイズではRAMの性能が上がりながらも価格は抑えられているという上位互換の関係にあることが見て取れます。
例えば、同じA2サイズでもRAMが0.5GB多く、料金も1時間当たり4円ほど安くなります。
(A2:RAM 3.5GB,\21.62/h A2 v2:RAM 4.00GB,\17.34/h)
2. 使い方
新規にVirtual Machineを構築する時は勿論ですが、既存のサイズからの変更も容易です。
※サイズの変更はVirtual Machineを停止してから行う必要があります。
Virtual Machineの管理画面から「サイズ」を選びます。
利用可能なサイズ一覧が表示されるのでA_v2のサイズを選択すれば変更完了です。
また、このA_v2シリーズは現行のリソースマネージャ環境だけでなく、クラシック環境のVirtual Machineでも利用ができるので、長年稼働させている環境でもコスト削減が可能です。
いかがでしたでしょうか。
Virtual Machineでは様々なサイズが提供されていますが、コスト面から汎用なコンピューティング性能のAシリーズを利用されているケースも多くあると思います。
今回ご紹介したA_v2シリーズを使うことでよりコスト効率を上げることができますので、是非ご利用ください。
次回もお楽しみに!