【Knowledge・Search編】Azure Cognitive Servicesの価格と概要を調べてみた

現在本レシピ内で公開されているAzure Cognitive Services

「~【LANGUAGE編】AZURE COGNITIVE SERVICESの価格と概要を調べてみた~ 1/2 」
「~【LANGUAGE編】AZURE COGNITIVE SERVICESの価格と概要を調べてみた~2/2 」

では、本題!Azure Cognitive Servicesをちょっと調べてみました。

■Knowledge(知識)

Knowledge(知識)には、以下の4つのサービスがあります。

♦Recommendations API
・どんなAPIなの?どんなとき使うの?
このAPIは、オンラインショッピング等でよく見かけるようになりましたレコメンドが利用できるサービスとなっています。
マイクロソフトが今まで集めたデータから顧客が関心のある商品、購入する可能性が高い商品、購入したものと関連のある商品を予測し、表示します。
また、顧客のクリックパターンや購入履歴からその顧客専用のレコメンドが利用できるようになります。最初は大衆向けだったレコメンドが使えば使うほど自分専用のレコメンドになるので買い物がどんどん楽しくなっていきますね!

・価格
無料:最大10,000トランザクション/月
S1 Standard:75ドル/月、最大100,000トランザクション/月
S2 Standard:500ドル/月、最大1,000,000トランザクション/月
S3 Standard:2,500ドル/月、最大10,000,000トランザクション/月
S4 Standard:5,000ドル/月、最大50,000,000トランザクション/月

♦Academic Knowledge API
・どんなAPIなの?どんなとき使うの?
このAPIでは、予測変換やグラフを作成します。
予測変換はご存知の通り、文字を打ち込んだ際その文字から単語や文を予測して変換候補として表示してくれるサポート機能です。「~【Language編】Azure Cognitive Servicesの価格と概要を調べてみた~2/2」」 のWeb Language Model APIと似ていますがこちらは次の単語を予測、Academicは今打ち込んでいる単語を予測するので使い方が若干違うようです。

・価格
無料:10,000トランザクション/月
有料:0.25ドル/1000トランザクション、最大処理速度10トランザクション/秒

♦Entity Linking Intelligence Service
・どんなAPIなの?
固有名詞、普通名詞を判別します。また、デモでは文脈に応じて同じ単語や似たような単語にそれぞれ下線が引かれわかりやすくなっており、ウィキペディアとも連携して参照できるようです。

・価格
無料:1,000トランザクション/日

サンプルデモはこちら

♦Knowledge Exploration Service
・どんなAPIなの?
打ち込んだ単語を自動補完し、似たような単語を打ち込んだ際に予測変換の候補として表示します。

・価格
無料:最大10,000オブジェクトまたは1,000トランザクション
有料:利用状況に応じて変動するが、無制限に利用ができる。

■Search(検索)

Search(検索)には、以下の5つのサービスがあります。

♦Bing Autosuggest API
・どんなAPIなの?どんなとき使うの?
このAPIはウェブ検索がしたい単語の頭文字を入力することで候補となる単語や文を検索し、候補としてリンク付きで表示してくれます。
ウェブ検索したいとき、スペルを忘れてしまったときに便利かもしれません!

・価格
無料:最大10,000トランザクション/月、最大3ヵ月
S1 Standard:3ドル/月、最大10,000トランザクション/月、超過できない
S2 Standard:30ドル/月、100,000トランザクション/月、超過金30ドル/100,000トランザクション
S3 Standard:270ドル/月、1,000,000トランザクション/月、超過金30ドル/100,000トランザクション

サンプルデモはこちら

♦Bing Image Search API
・どんなAPIなの?どんなとき使うの?
このAPIは、画像をウェブ検索します。デモでは“cute animals”画像で検索しているため動物の画像が検索されています。画像をクリックしてみますと検索された画像一覧がスライドで見ることができるようになっています。
また、パラメータで指定もできるため写真だけでなくGifファイルやクリップアート、画像のサイズ等を選択することができます。

・価格
無料:最大1,000トランザクション/月、最大3ヵ月
S1 Standard:3ドル/月、最大1,000トランザクション/月、超過できない
S2 Standard:30ドル/月、10,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S3 Standard:300ドル/月、100,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S4 Standard:2,700ドル/月、1,000,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S5 Standard:8,100ドル/月、3,000,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション

サンプルデモはこちら

♦Bing News Search API
・どんなAPIなの?どんなとき使うの?
このAPIは、ニュースをウェブ検索します。デモでは“world news”、パラメータを”ja-jp”で検索をかけ、日本に関係する世界的なニュースが検索されています。

・価格
無料:最大1,000トランザクション/月、最大3ヵ月
S1 Standard:3ドル/月、最大1,000トランザクション/月、超過できない
S2 Standard:30ドル/月、10,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S3 Standard:300ドル/月、100,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S4 Standard:2,700ドル/月、1,000,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S5 Standard:8,100ドル/月、3,000,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション

サンプルデモはこちら

♦Bing Video Search API
・どんなAPIなの?どんなとき使うの?
このAPIは、動画をウェブ検索します。デモではパラメータを“ja-jp”にして、“自然 微速度撮影”で検索をかけてみました。

・価格
無料:最大1,000トランザクション/月、最大3ヵ月
S1 Standard:3ドル/月、最大1,000トランザクション/月、超過できない
S2 Standard:30ドル/月、10,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S3 Standard:300ドル/月、100,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S4 Standard:2,700ドル/月、1,000,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S5 Standard:8,100ドル/月、3,000,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション

サンプルデモはこちら

♦Bing Web Search API
・どんなAPIなの?どんなとき使うの?
このAPIは、通常のウェブ検索をします。デモではパラメータを “ja-jp”にして、 “天気”で検索してみました。
最初にご紹介させて頂きましたBing Autosuggest APIとの違いは頭文字で予測するか部分一致で検索をかけるか の違いとなります。

・価格
無料:最大1,000トランザクション/月、最大3ヵ月
S1 Standard:3ドル/月、最大1,000トランザクション/月、超過できない
S2 Standard:30ドル/月、10,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S3 Standard:300ドル/月、100,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S4 Standard:2,700ドル/月、1,000,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション
S5 Standard:8,100ドル/月、3,000,000トランザクション/月、超過金30ドル/10,000トランザクション

サンプルデモはこちら

最後までご覧いただきましてありがとうございます!

次回は実際にCognitive Servicesを触り、ご紹介ができたら・・・と考えておりますのでよろしくお願い致します!

■参考URL
Microsoft-Cognitive

この記事を書いた人

azure-recipe-user