今回は、Microsoft Azureのサービスの1つである仮想マシンの中からWindows serverを作成する手順を紹介します。
1 仮想マシン作成
Azureのコンソール画面から仮想マシンの作成を行います。
左メニューから「仮想マシン」を選択し、「仮想マシンを作成する」をクリックします。
するとポータル下部のメニューが起動し、サービスの作成方法を選択出来るようになります。
「簡易作成」では画面右の項目を埋めるだけで仮想マシンを作成することができます。
今回は「ギャラリーから」を選択します。
仮想マシンの作成は大きく分けて4つのステップから構成されます。
1.1 イメージの選択
最初に起動するOSや機能を選択します。
今回は「Windows Server 2012 R2 Data Center」を選択します。
選択できるのはMicrosoft関連のサービスの他にLinuxOSのUBUNTU、またはそれらをベースにサードパーティのツールが入ったものやORACLEのデータベース等です。
1.2 仮想マシンの構成
続いて、仮想マシンの構成設定を行います。
仮想マシン名を入力後、使用する仮想マシンのスペックを決めます。
今回はテスト作成なので基本プランのA0を選択します。
「新しいユーザー名」と「新しいパスワード」を設定したら、次へ進みます。
1.3 仮想マシンのネットワーク設定
続いて、仮想マシンの環境を選択していきます。
クラウドサービス
…新規に作成する場合は操作不要となります。
クラウドサービスDNS名
…仮想マシンのDNS名を設定します。なお、独自のDNS名である必要があります。
地域/アフィニティクループ/仮想ネットワーク
…仮想マシンを立ち上げる地域を選択します。
なお、現在では下記の中から選択が可能です。
ストレージアカウント
…こちらも新規に作成する場合は入力不要です。
可用性セット
…地域内の複数データセンターにまたがって構成するよう設定ができます。
エンドポイント
…サービス毎のプロトコル・ポート情報を設定できます。
1.4 ツールインストール画面
Windowsサーバーに導入するツールを選ぶことができます。
チェックをクリックすると仮想マシンが作成されます。
作成された仮想マシンをクリックすると、下記の画面が表示されます。
2 仮想マシンへの接続
仮想マシン作成が完了しましたら、接続をしてみます。
コンソール画面下部のメニューから「接続」アイコンをクリックします。
すると接続用のリモートデスクトップ接続用のrdpファイルがダウンロードされます。
こちらを開き、先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力します。
接続が進むと以下のような画面が表示されますが、「はい」をクリックして接続を続行します。
問題なければ接続ができます。
いかがでしたでしょうか。
AzureのメインはPaasですが、Saasとしてのサービスも提供されています。
また、当然ながらWindows関連OSが充実しているので、Windows環境を使われている方は是非Azureの利用をご検討下さい!
次回もお楽しみに!